かみなか農楽舎「農」ライフスタイル

福井県若狭町にある研修施設”かみなか農楽舎”の農業研修 インターンシップ 体験イベントの様子をお届けします

田んぼの整備

田んぼがシーズンオフ。整備の時期に入っています。

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まずは雑木処理。水路の向こうに生えている木を伐採しました。
放っておくとどんどん大きくなって電線や道に悪さをします。
作物が無く、草も木もすべてが大人しくしている今がチャンス。

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そして畦の石とり。
色々な歴史のある中で、
田んぼ→採石場(石置き場?)→田んぼと変遷を遂げてきた田んぼ。
田んぼになってかなりの年月が経ちますが、未だにゴロゴロと石が出てきます。
こうなると塗れないのが畦。畦を塗る機械が傷むので、畦塗り無しで米を作ってきましたが、いよいよ水がすぐ抜けてしまう田んぼになってきました。
水が溜められないとまともな米は作れません。
困った末に今年はユンボでチョイチョイっといじり、出てきた石を取って畦塗りにチャレンジしてみることにしました。
北陸の田んぼ整備は、雪の降る前にいかに優先順位をつけてこなしていくかが鍵。何年も何年も色々な場所で整備をしてきて、やっとこの田んぼに手をつけられる順番が巡ってきた感じです。

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出てきた…と言ってもユンボで掘った断面に顔を覗かせるだけの石も多く…。
狂ったようにトンガ(ツルハシとクワのハイブリッド)をふるい、害をなしそうな石を掘り出す。
働いたので今日もごはんがうまいです。

岡村