かみなか農楽舎「農」ライフスタイル

福井県若狭町にある研修施設”かみなか農楽舎”の農業研修 インターンシップ 体験イベントの様子をお届けします

闇のその先

とても風の強い日。
今日はソラマメの手入れをしました。
小さいわき芽をちょんちょんと摘まむ。花と実をつけるメインの茎の栄養を取ってしまうので、小さいうちにとってやります。

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あとは支柱に紐を通し、ソラマメの内側の葉にまで太陽があたるように誘引してやります。

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研修一年生の鈴木くんを含む何人かでやれたのでサクサク進みました。
このソラマメの畑から少し歩いて…

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目と鼻の先の田んぼでは懸命なトラクター救出作業が行われています…。
作業内容の兼ね合いで

「岡村さんはソラマメの方あたってください」

と言ってもらい、私はソラマメに集中。
光晴さんとクボタさんとで頑張っていましたが、悪夢のような重粘土質の田んぼにまとわりつかれ、借りてきた重機を持ってしてもトラクターはピクリともしません。

やはり人手が必要ということで午後からは私も合流。
下島じいちゃんもやってきて色々とアドバイスをしてくれましたが、なかなかうまくいきません。

さてどうしたものか…。

と重い空気が流れたその時!
町内で活躍するマシンセンターのプロフェッショナルの親子二人が颯爽と現れました。
なんでも行きと帰りで近くを通ったときに同じ状態で苦しんでいるのが見えたことから、様子を見に来てくれたそう。
国道沿いの目立つ田んぼではまったのが不幸中の幸いだったようです。
的確な指示、力のかけどころを熟知したワイヤーかけ、まるで自分の体の一部かのように操るあざやかなユンボ使い…
強力な助っ人の登場のおかげでなんとかみんなでトラクターを引きずり上げることに成功し…

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クレーンまで持ってきてもらってキャタピラをはめ直し、脱出成功しました!

丸2日間。想像以上に大変な脱出劇でした。
どろどろになって脱出させてくれたのはもちろん、脱出させる機械を運んでもらったり、脱出に人手がかかるぶん他の仕事をフォローしてくれたり、暖かい言葉をかけて頂いたり。本当にたくさんの方々に助けて頂きました。ありがとうございました!


岡村