かみなか農楽舎「農」ライフスタイル

福井県若狭町にある研修施設”かみなか農楽舎”の農業研修 インターンシップ 体験イベントの様子をお届けします

直播

田植えも中盤戦。
これからの数日間はカルパー直播(ちょくは)のターン。

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田んぼの水を抜いてから種籾を直接田んぼに播く農法は、育苗の手間や場所がとられず、さらに植えている途中での苗つぎも不要なので、超・省力的!

一方で田んぼ全体の傾きの都合で水が残る部分があったり、田んぼの凸凹で水たまりができてしまっていたりすると、発芽不良を起こします。
そこで種籾に酸素の供給を助けてくれるのがカルパーコーティング。
それでも酷いと水が溜まった部分には何も生えないときもあるので、田んぼを均平にする技術が求められます。
また、雑草との生存競争もし烈を極めるため、除草剤を効かせるタイミングや水の管理もシビア。

このため農楽舎では苗を自社でできる分だけ作り、残りは直播という方法をとっています。
大規模な面積を作るには欠かせない。でも、けして良いことばかりではない直播です。

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快晴の中の直播。
種を落としたそばから埋める仕組みになっているので、残るのは田植機の通った跡のみ。うっかり種播きボタンを押し忘れると知らぬ間にやがて訪れる大惨事。刈り取るその日まで毎日一直線にはげた田んぼを見ることになります。恥ずかしいので避けたいところ。
直播、良いことばかりではない。

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一生懸命植えていたらなんだか前のフレームが取れました。(ひとつ前の写真、よく見るとすでに兆候があります。)
針金で固定して応急処置。なんとかこの日のノルマは達成!

明日もどんどん植えます🌿

岡村

かみなか農楽舎では、田舎暮らし・共同生活の中で農業を学ぶ研修生を募集しています。ご興味のある方、詳しくはメール・お電話にてお問い合わせください☺

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合間の畑

田んぼの合間をぬって畑もお世話。
研修1年目の松村くんと、ジャガイモの土寄せ。

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ジャガイモの根元に起こした土をかけてやり、イモがつきやすくなるように。
成長に合わせ、2回くらいに分けて株元の土を高くします。
なにもかも初めての松村くん🔰
なぜ土寄せをするのか、機械はどのように始動させるのか、畑でどのように動かすのか。
説明するそばからしっかりメモをとって聞いてくれます。
ううむ…説明しがいがある…。
慎重な性格のようで、ひとつひとつ確かめながらゆっくり確実に進めていました。


一方研修2年目の鈴木くんは自主課題の野菜としてカボチャを選択。
栽培方法とやりたい農法を自ら調べ、1年目で培った経験でもってチャレンジしています。

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冬の研修で習った保田ぼかしを作成中。
魚粉や油かすなどを混ぜ合わせ、発酵させて作る肥料です。
冬の研修で作ったぼかし肥料は、カボチャの苗を作るのに使いました。
今回は、約一月後畑に苗をお迎えする準備。畑でカボチャの生育を促す基肥になります。
鈴木くんは2年目ということで基本的に自分で進めてもらい、鈴木くんが困ったときや質問があるとき
だけ協力するスタイル。
経験してきたことは助言ができるけど、まだまだ私も知らないことばかり。一緒に勉強です🎃

岡村

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ピークです。

田植えの事以外書くことがないくらい田植えの日々です。
代かきでトラクターが入る前に草刈りをして、植える。
すべての田んぼを、約一月で植えきる。
そこそこのペースで田植えを進める必要がある。
苗はどんどん育ち、植えて植えてと訴えてくる。
田植えをしながら別の場所で代かきも進める。
迫り来る代かきの足音を感じながら田んぼの草を刈る。
割ける人員には限界がある。忙しさ的には今がピーク。
とはいえ、今の働きで1年が決まる!と思うとなんだかんだ楽しくやれてしまいます。
田植えと稲刈りは、毎年そんな感じです。

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コロナの影響で体験イベントはすべて中止。体験イベントの申し子八代さんも、農作業の方に時間が作れています。

そのため珍しく農楽舎女性3人だけで苗つみ!何年もいて初めての光景に少しはしゃいでしまいました。

岡村

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カナヘビの日向ぼっこ

好天に恵まれ順調に田植えがすすみ、ほむすめ、ハナエチゼン、ひとめぼれと田植えが終わりました。とはいえ、飼料用米まで含めると田植えはまだまだまだ…さらにまだ。
ですが今日は今年最後の温湯消毒(今年7回目)。
60℃のお湯に種もみを10分間浸けて消毒するこの方法、いつも大浴場で樽にためたお湯に浸けて消毒を行ない、外の水道で冷やす作業をしています。
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寒い日の多かった4月、前回までは大浴場での消毒担当は温か、外での冷やし担当は寒さに凍える感じでした。でも、今日はやっとこの季節らしい気温に。なので大浴場での消毒担当の光晴さんは蒸し風呂状態、外での冷やし担当だった私は調度良い気温。
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気温が上がって来たからかカナヘビも外水道の近くで日向ぼっこ。まだ体温が上がりきっていなかったのか動きがちょっとゆっくり。子どもに捕まりました。こんなにゆっくり観察出来ることはなかなか無いので「指の本数は?」「耳ある?鼻の穴は?」「あっクモ食べた!」としっかり観られて良かったです!
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投稿者:山川

2年目の代かき

研修2年目鈴木くん。今日は代かき。
こなしをして水と馴染ませた田んぼ、田植えの2~3日前に平らにして、植える準備をしていきます。

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土に水を含ませるこなしにも、細かいテクニックは色々とありますが、とにかくわかりやすく難しいのがこの代かき。
ラクターの後ろについている代かき用のアタッチメント。ドライブハローは横幅が大きく、トラクターの操作に慣れていないと畦に寄せる事すらままなりません。
加えて思い通り均平にするには、土の質や水の含み具合に合わせて操作や水の入れ加減で対応していく必要があります。
つまりトラクター&田んぼと仲良くなることが大事。

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鈴木くん1年ぶりの代かき。ひとつひとつ思い出しながら取り組みました。
2年目ということで、これからの田んぼの姿が思い描けているはず。これからがわかっていると、今どう動いたらいいかがわかる。
1年目よりもこれからの2年目がきっと楽しいと思います。
そしてその次の年はさらにもっと楽しいと思います。

岡村

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田植え

山笑う中、田植え始まっております。

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4月も終わりに近づき、まだ朝晩は冷えるものの、特別寒いと感じることも無くなってきたかなと思います。
この暖かな陽気。春のキラキラした光の中ではすべてが絶景。
まぶしい緑が目に飛び込んでくる飛び込んでくる。

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こちらも負けじとまぶしいピカピカ研修1年目の松村くん。
今日は田植え機に苗を補給する田植え補助も、田植え機を操作するオペレーターも、どちらもできたようです。
どっちもやると、それぞれの立場の気持ちがわかり、どちらもうまくなり、そして人に優しくなります😉
これから約一ヶ月田植えは続きます。

岡村

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