かみなか農楽舎「農」ライフスタイル

福井県若狭町にある研修施設”かみなか農楽舎”の農業研修 インターンシップ 体験イベントの様子をお届けします

一寸先は闇

日曜日、みんなはお休み。今日の出勤は私と八代さんだけ。

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本日も一日トラクター作業です。
土に水を含ませながら耕す「こなし」。
初めて乗ったときから何年も経って、やっと水加減やトラクターの操作など思うとおりにできるようになってきました。
下島じいちゃんや山本さんから受けていたアドバイスや、先輩農家の皆さんのおっしゃっていたことが、言われたとき理解していたところからさらに一段深く理解できたような気がしています。
「ああ!そういうことか!」の連続。何年か越しの伏線回収に、どんどんトラクターに乗るのが楽しくなります。

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石の多い田んぼなので度々耕うん爪もチェック。爪が緩んでいないか、爪や爪を留めるボルトが折れていないか、こまめにケアします。
ほぼ思い通りに進むトラクター。この調子でどんどん耕そう!と

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思った途端にはまる。
この田んぼに深いところがあるのは知っており、冬の間に直していて、直した直後は慎重に運転する必要があることも知っていたはずなのに。深い場所を勘違いしており、正面から突っ込んでしまいました。
いつも助けてくれる人たち(山本さんや光晴さんなど)はお休み。父親として家族と大切な時間を過ごしています。
自分で抜けるしかない!と頑張ってもどうしても動かず。
結局近くでわが子とサッカーに興じていた山本さんを呼び出し、引き上げ用のトラクターを持ってきて貰って気づく、キャタピラまで外れているという事実。
救出は容易なことではありません。
結果救出は人手のある翌日にまわすことにして、別のトラクターで続きをしました。

どうして深いところを確認しておかなかったんだろう。
どうしてキャタピラが外れそうにカタカタいってるのに気づけなかったんだろう。

ああすれば避けられたかもしれないのに。という後悔と一緒に、それまでノリノリでトラクターに乗っていたこと、「こなし」がうまくなってきてる!と思っていたこと、果ては日焼けするからと丁寧に肌をケアしたら毛穴が目立たなくなったと喜んでいた昨日の夜のことまで愚かで情けなく感じてきて、トラクターと一緒に埋まりたいとさえ思いました。

周りのメンバーの手を煩わせるのは確定事項。私が埋まっていてもトラクターが出てくるわけではありません。
かなり落ち込んでいますが、一旦寝れば落ち着いて問題に立ち向かえます。今日は早めに寝ます。

岡村