ベテラン
稲刈り。
今日の私は山本さんの刈った籾を2トンダンプで乾燥機へ運搬する係でした。
「そろそろ田んぼ来てー」
と連絡を貰って行ってみると、
ありゃ、苦戦している…。
この田んぼは毎年乾きが悪くて苦戦する田んぼ。
なぜか泉のようにこんこんと水が湧き出る田んぼです。
水路等の配置的に見ても水源は不明(*´ω`*)
コンバインのキャタピラ跡がすさまじく、龍が暴れた後みたいになっています。
普通の順路では隅っこが刈れず、丸々刈り残し。
機械は入れないよねぇ。
基本的に運搬をする人はコンバインの補助的な役割もします。ぬかるんでしまってコンバインが入れない場合は人が刈るしかない。そして機械の入れない場所はたいてい人の足も沈み、非常に刈りにくい。
これ全部手刈りかぁ…と白眼を剥きつつ鎌を握りしめたその時。
泥をものともせず轟音を立ててやってくる山本さんの姿が。
別角度から進めることでコンバインもはまることなく手刈りする量は最小限になりました。
さすがのベテランでした。
岡村
ゴボウとじいちゃん
下島じいちゃんがゴボウの収穫を始めました。
ハウスの入口あたりにちょっとだけ作っているゴボウ。
片づけと次の作物の都合で邪魔になったようです。
「ユンボ入らんかなあ」
と呟きながら掘り進めるじいちゃん。
意外に深くまで伸びているようで、スコップでは土が硬くて刃が立たず、トンガ(ツルハシとクワの中間くらいの道具)を使って掘ることしばらく。
収穫できた頃合いを見計らってカメラを向けると、おもむろに自分の顔との長さの比較をアピールしだしました。
「この方が長さがわかりやすいやろ」
心から尊敬するじいちゃんですが、顔とゴボウを比べるセンスはわかるような、わからないような。
収穫は思った以上に大変だったので、また後日方法を変えてチャレンジしてみることになりました。
ゴボウ抜きって言葉のとおり引いたらスポッと抜けるんじゃないですか?
と聞いたら
「しょんなもんは無理です」
と言われました。
岡村
虹とマコモ
若狭町は台風の影響で風が強く、不安定なお天気。
晴れている中の爆風と雨粒で、ダブルの虹が
かかりました!
画面左にご注目頂きたい。くっきり浮かび上がる虹の上にうっすらともう一重。
おわかり頂けただろうか…。
研修二年生中村くんの育てたマコモダケ、ぼちぼち食べられる大きさになったみたいです。
「SNS映えしないっす…」
と言いながらオーブンから取り出したのは確かに映えない茶色い塊。マコモダケの丸焼き。
食べてみると口に入れたときはタケノコの風味と食感。かむほど広がるトウモロコシのような甘み。
う、うまい…。
シンプルに塩で活きる癖の無い、ほんのり甘い味。
嫌いな人はおそらくいないであろう、というか嫌うほど強い特徴のない誰も傷つけることのないおいしさ。
見た目通り、いや見た目以上の優しさに完全に不意を突かれました。
マコモダケ、いいじゃない。
岡村
もち米
朝、農楽舎にポツンと1箇所ある白い彼岸花が満開で出迎えてくれました。
畦や河川敷などあちこちに燃えるように赤く咲いている彼岸花ですが、白もぱっと目を惹く華やかさです。
今日はもち米の刈り取り。
毎年うるち米が終わった後に一旦コンバインも乾燥機も全部掃除して、もち米の刈り取りに入ります。
うるち米にもち米が混ざっても「もっちりしてるな」という印象ですが(むしろ古米にもち米を混ぜるとおいしい)、もち米にうるち米が混ざると餅にしたときなどの食感に違和感が出ます。
農楽舎では機械の掃除と籾すりの際の色彩選別機で混ざらないよう対応しています。
ここで乾燥機にうまく米が入らないトラブル発生。
即座に光晴さんが対応します。
最後はなんだか集合で籾を乾燥機へ見送りました。
岡村
外部研修
研修生が二人とも外部研修に出ています。
研修1年生の鈴木くんは卒業生尾崎さんのいらっしゃる尾崎ファームへ。
天日干し米の研修へ!
研修の様子は尾崎さんがブログに書いてくださっています。
最後の直筆一筆入魂米袋の画像まで力強い、面白いブログです(*´ω`*)
研修2年生の中村くんは卒業生深川さんのいらっしゃる神谷農園へ。
コンバインでの刈り取り、言葉の上では同じでも、持っている機械や設備の条件・圃場の条件によって、そして働いている方の考える優先順位などによって、そのやり方は現場ごとに違います。
二人と同じく研修生を経て若狭町内で就農し、それぞれのスタイルで経営をされている方々。
二人ともすごく勉強になっているみたいです。
そんなわけでここ数日農楽舎の社員だけで回しているという、ちょっと珍しい状態です。
籾すりのやりかたを光晴さんに教わる幸夫さん。
緊張のフレコン出荷。
作業場所が狭いので😅、フォークリフトの運転もかなりの慎重さが求められます。
岡村