かみなか農楽舎「農」ライフスタイル

福井県若狭町にある研修施設”かみなか農楽舎”の農業研修 インターンシップ 体験イベントの様子をお届けします

腹から声出して

研修1年目の鈴木くんにコンバインの操作を教えています。
動かし方にも一応基本の型はあるのですが、田んぼの形やぬかるみ具合によって下がる距離や曲がる角度など結構違ってきます。
まだ刈る前の稲が生えているところを踏まないというのが大原則。いざ乗ってみると死角が多く、慣れないキャタピラーでは思うようにいかないものです。

つまり細かいコツが色々あるのですが。
自分が体で覚えた操作をイチからすべて言葉に当てはめて相手に分かるように伝えるのがことのほか難しい。さらにコンバインの立てる轟音でコミュニケーションは基本的に困難です。

ましてやジェスチャーなどでは伝わるはずもなく。
周りが見たら失笑するほどの活きの良い動きで必死に「まっすぐ刈れ」と指示しているのに「わかった!」という顔をして迷い無く曲がりながら刈っていくのを見たときの無常感。
(コンバインは曲がりながら刈ろうとすると稲がうまく切れません)

かといって横につきっきりは運転の邪魔になる。

なので比較的伝わる「止まれ!!!」のジェスチャーを使い、そのつど近くに寄って腹筋にありったけの力を込めてお話するようにしています。

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気づいたらそんな様子を八代さんに撮影されていました。
ちょっぴり恥ずかしい。

岡村