かみなか農楽舎「農」ライフスタイル

福井県若狭町にある研修施設”かみなか農楽舎”の農業研修 インターンシップ 体験イベントの様子をお届けします

ゴボウとじいちゃん

下島じいちゃんがゴボウの収穫を始めました。
ハウスの入口あたりにちょっとだけ作っているゴボウ。
片づけと次の作物の都合で邪魔になったようです。

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ユンボ入らんかなあ」

と呟きながら掘り進めるじいちゃん。
意外に深くまで伸びているようで、スコップでは土が硬くて刃が立たず、トンガ(ツルハシとクワの中間くらいの道具)を使って掘ることしばらく。

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収穫できた頃合いを見計らってカメラを向けると、おもむろに自分の顔との長さの比較をアピールしだしました。

「この方が長さがわかりやすいやろ」

心から尊敬するじいちゃんですが、顔とゴボウを比べるセンスはわかるような、わからないような。

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収穫は思った以上に大変だったので、また後日方法を変えてチャレンジしてみることになりました。

ゴボウ抜きって言葉のとおり引いたらスポッと抜けるんじゃないですか?
と聞いたら

「しょんなもんは無理です」

と言われました。

岡村

虹とマコモ

若狭町は台風の影響で風が強く、不安定なお天気。
晴れている中の爆風と雨粒で、ダブルの虹が
かかりました!

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画面左にご注目頂きたい。くっきり浮かび上がる虹の上にうっすらともう一重。
おわかり頂けただろうか…。



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研修二年生中村くんの育てたマコモダケ、ぼちぼち食べられる大きさになったみたいです。

SNS映えしないっす…」

と言いながらオーブンから取り出したのは確かに映えない茶色い塊。マコモダケの丸焼き。

食べてみると口に入れたときはタケノコの風味と食感。かむほど広がるトウモロコシのような甘み。

う、うまい…。

シンプルに塩で活きる癖の無い、ほんのり甘い味。
嫌いな人はおそらくいないであろう、というか嫌うほど強い特徴のない誰も傷つけることのないおいしさ。
見た目通り、いや見た目以上の優しさに完全に不意を突かれました。
マコモダケ、いいじゃない。

岡村

もち米

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朝、農楽舎にポツンと1箇所ある白い彼岸花が満開で出迎えてくれました。
畦や河川敷などあちこちに燃えるように赤く咲いている彼岸花ですが、白もぱっと目を惹く華やかさです。

今日はもち米の刈り取り。
毎年うるち米が終わった後に一旦コンバインも乾燥機も全部掃除して、もち米の刈り取りに入ります。
うるち米にもち米が混ざっても「もっちりしてるな」という印象ですが(むしろ古米にもち米を混ぜるとおいしい)、もち米にうるち米が混ざると餅にしたときなどの食感に違和感が出ます。
農楽舎では機械の掃除と籾すりの際の色彩選別機で混ざらないよう対応しています。

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ここで乾燥機にうまく米が入らないトラブル発生。
即座に光晴さんが対応します。

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最後はなんだか集合で籾を乾燥機へ見送りました。


岡村

外部研修

研修生が二人とも外部研修に出ています。

研修1年生の鈴木くんは卒業生尾崎さんのいらっしゃる尾崎ファームへ。
天日干し米の研修へ!
研修の様子は尾崎さんがブログに書いてくださっています。

https://ozakifarm.net/blog

最後の直筆一筆入魂米袋の画像まで力強い、面白いブログです(*´ω`*)


研修2年生の中村くんは卒業生深川さんのいらっしゃる神谷農園へ。
コンバインでの刈り取り、言葉の上では同じでも、持っている機械や設備の条件・圃場の条件によって、そして働いている方の考える優先順位などによって、そのやり方は現場ごとに違います。

二人と同じく研修生を経て若狭町内で就農し、それぞれのスタイルで経営をされている方々。
二人ともすごく勉強になっているみたいです。


そんなわけでここ数日農楽舎の社員だけで回しているという、ちょっと珍しい状態です。

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籾すりのやりかたを光晴さんに教わる幸夫さん。
緊張のフレコン出荷。
作業場所が狭いので😅、フォークリフトの運転もかなりの慎重さが求められます。


岡村

緑一色

収穫期を迎え真っ黄色のお米をよそに畑の秋冬野菜は青々としています。
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの畑。
セルトレーの小さい苗からここまで大きくなりました。

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先日の雨&大風で倒れた株を起こして土寄せをしています。草取りも兼ねて。
畑作業はしゃがんで立っての繰り返しなので、足に筋肉がつきます。
山川さんは先日行った整体で、「思ったより足の力が強い」と言われたそうです。
ちなみに私は体質のせいもあるのか、スカートとヒールをはいたときのふくらはぎがアスリートかよ!というほどにエッジがきいてます。
ではキン肉マンのようなごつい足をしているのかというと、そうでもなく。
なんだか引き締まっているみたいで、むしろ田んぼ作業のほうが多かったときより細くなってます(※当社比)。ご覧頂けないのが残念でなりません。

それにしても、なんの偶然か擬態といっていいほど緑一色で、麻雀の役みたいな光景です…。

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岡村

いちほまれ刈り取り

今日は福井県の誇る新ブランド米の『いちほまれ』
を刈り取りました。

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いちほまれは福井のJAで品質を見定め販売するので、農楽舎直販はしておりません。
県全体でいちほまれの品質を守り、クオリティの高いお米を食べて貰えるように。
ちなみに農楽舎ではホタルのブンブン飛び回るような、静かで山に囲まれた場所で栽培しています🌱

コシヒカリ以来、米の『多収性』よりも『おいしさ』が重視されるようになりました。
近年あちこちの県が独自の品種を作り出しており、群雄割拠な感はありますが、それだけ味に特化したおいしいお米がたくさんあるということ。
福井県の『いちほまれ』お試し頂けると幸いです😌

岡村

刺激的なスリット

ハウスの遮光カーテンがセクシィーな感じに裂けてしまったので。

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遮光カーテンの張り替えをすることにしました。
雨が降って稲刈りができない、今のうち。

ハウスが建ってからずっと作物を強すぎる日光や夜の寒さから守ってくれていた遮光カーテン。
経年劣化です。お疲れ様でした。

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何度か遮光カーテンを張った経験のある山本さんを頼りにみんなでチャレンジ。
今日は時間がきてしまい途中で終わりましたが、形になりそうです。
みんな年を重ねるごとに、地層ができるように少しずつ少しずつできることが増えています。
お金をかければ(かけるお金があれば😉)時間も手間もかからないけど、時間と手間をかけて自分たちで取り組んだ経験や技術は、何物にも代え難い資産です。
今日も少しできること資産が増えました(*´ω`*)

全部が全部自分たちでやるっていうのも、ときには問題が出てくるのだけど…。
その辺はバランスですね(*´ω`*)

岡村