かみなか農楽舎「農」ライフスタイル

福井県若狭町にある研修施設”かみなか農楽舎”の農業研修 インターンシップ 体験イベントの様子をお届けします

雪のこり

かみなか農楽舎はザ・中山間地な末野集落の中にあり、末野は倉見峠という峠にかかるように位置しています。
そのため雪が積もりやすく、また溶けにくい。

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他の地域ではすっかり溶けた雪も、こちらではしっかり残っています。
振り替え休日の子供達と除雪でできた雪の小山。
小さな手に握りしめたスコップで小山と戯れる様子(スコップを武器に見立てて小山をしばきまくっていました)を横目に。

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冬の間にやっておきたい仕事のひとつ、防護柵上の電線の通電。
光晴さん下島じいちゃんと電話で相談中。
集落総出の丁寧なケアでイノシシと鹿に対してはかなりの抑止力になっている防護柵。(被害は出ますが)
そんな柵を楽々と越えてくるのが猿。
電気バチバチ作戦で少しでも防げないかという目論見です。
昼夜の寒暖差の大きい山の中で農業できるのは最高。四季ははっきり感じられるし、ホタルたくさんいるし、ふきのとうなどの山里の恵みもたくさん。
その反面、常に獣害がつきまとうのが現状です。

岡村

雪が

降りました。そして積もりました。
今シーズンは本当に全然雪がなかったので、
「やっと降ってくれたか!」
という歓迎の気持ちが湧きました。なんだかほっと一安心。
歩きにくいし、うっかりスニーカーでも履こうものならたちまちぐしょぐしょになってしまうけど。
そうそう、この不便さ。こうじゃなくっちゃね!といった感じです。

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外仕事はすべて雪の下に封印されてしまったので、倉庫の中で軽トラのエンジンオイルを交換することに。
廃油処理さえちゃんとできれば、意外と簡単です。

施設内で除雪のペイローダーを動かした後、倉庫の前ではせっせと雪かきをする八代さん。
倉庫入り口キワキワですが、機械のことならお任せのオペレーター山本さんがいるので、たぶん後から雪をどかしてくれると思う。歩けるくらいには。

おそらく顔に出ていたのでしょう。そんな私の心の中を察したように

「ちゃうねん、雪かき好っきゃねん。趣味やねん。」

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家でも「そんなにせんでええよ!」と言われるくらい雪かきするらしい。
いつも率先して事務所周りや母屋の入口を雪かきしてくれています。
確かに達成感はあるけれど、好きかどうかと言われたら…。平熱は超えない。好きレベルで言えば、すあまくらい。
雪かき自体が好きって人、初めて見た。
雪に負けないくらいまぶしい笑顔でスコップを動かし続け、ツルッと綺麗になった倉庫前。

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めっちゃスムーズに軽トラ出し入れできました。
ありがとうございました。

岡村

かみなか農楽舎では、田舎暮らし・共同生活の中で農業を学ぶ雪かきもやるぜ!な研修生を募集しています。ご興味のある方、詳しくはメール・お電話にてお問い合わせくだ
さい☺

大判焼きの翌日に

京都の法輪寺(だるま寺)に、毎年だるま焼を焼きに行っています。

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元々はとあるご縁で若狭町内の奥様方がずっと行ってらしたのですが、世代交代ということで数年前にお話を頂いたのが始まりです。

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幸夫さんを中心に、研修生・社員数名でひたすら焼き続ける。活気のある中で焼いているので、忙しいのなんの。そして、楽しいのなんの。
私は行けなかったのですが今年は助っ人として卒業生の柴山さんに来てもらい、わいわいとやってきたそうな。
インターンで来てくれた方や、中村くんのお友達など、ご縁のある人に再会できた場でもあったようです。

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研修生の中村くんと鈴木くんは帰ってきた翌日に私と福井市へ研修会。
農業者の冬あるある。研修会ありがち。
講演や講習会など、春からの自分のために知見を蓄える時期です。
福井県は縦に長いので、若狭町から福井市まで下道でかるく2時間。
「行きは運転しますよ!」
とわりと元気そうな中村くんと

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おつかれの鈴木くんでした。

岡村

暗渠

ぜんっっっぜん雪が降らないので、この時期に珍しく田んぼの土地改良ができちゃってます。

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今回はうっかり入ると田植え機が動かなくなるでお馴染みの、とある田んぼのあぜ裏部分。
田んぼあるあるとして、上の段の田んぼとの境は上から水が漏れてくるので乾きにくく、深くなりがち。というものがあります。
特にこの田んぼのあぜ裏は水が湧いているので、とっても深い。田植え機が入れずよけて通るため、作業の効率が下がっています😵

そこで今年暗渠を試してみることに。
ユンボで地中深くに排水パイプを埋めて、水を地中から排水路に流す作戦です。
水はけを良くすることで土が締まり、田植え機が通れるようになるはず。
暗渠の仕組みは知っていても、実際に作る経験があまりありません。苦戦しながら進めています。

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全体の段取りが光晴さんなのと、力仕事が多いことから、ほぼ私に機械操作を回してくれています。
光晴さんは田植えのときなんかも私を田植え機に乗せ、重たい苗箱を運んでくれることが多いです。
(私が機械に乗ってる間、近所の人とおしゃべ…いえ、情報交換をしていることも多いです😉)

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蛙の卵がありました。
冬をあまり感じぬまま、春が来ています。

岡村

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ハサミの手入れ

ハウスの葉物収穫は続きます。
最近まで収穫・出荷調整は主に私と山川さん、畑を世話する人たち(+研修生)だけでやってきたのですが、今年からまるっと全員でかかるようにしています。

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畑担当の人たち以外は機械メンテナンスやら、来年の計画やら、営業事務やらあるし…なんてちょっと尻込みしていた部分もあったのですが。
やってみたらなんともスムーズに進むではないですか。もちろんいくらかの調整は必要ですし、都合をつけて貰っている部分もありますが、なんだか全体的な雰囲気が良くなりました❤

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人がたくさん入ると沢山使うのが道具。
切れ味が落ちると作業効率が激落ちくんなので、気づいたときに手入れをしています。
とりあえずハサミ用の研ぎ器で研いで、サビ止めになるかなーとサラダオイルをうすーくぬりぬり。
未だにハサミの正しい手入れは手探り気味です。


岡村


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研修報告会

かみなか農楽舎の研修生が研修の成果を報告する「研修報告会」が開かれました。

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1年間に自分が取り組んできたこと、反省したこと、成功したこと。若い彼らにとっては何もかもが刺激になる1年間でした。
若狭町内外の方々に集まって頂き、自分たちの一年間を聞いて頂く貴重な機会です。

お借りしてきた屏風の前で、2人とも堂々と喋っていました。


周りの出来事や、教えて頂いたことに素直に向き合ってきた2人なので、実感のこもった言葉でお話しできたと思います。

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例年よりもたくさんの方々にお越し頂きました。
今年からパワーポイントも取り入れ、より研修の様子がお伝えできるようになりました。

研修2年目の中村くんは今年卒業。
春からは卒業生深川さんの経営する神谷農園で働く予定です。
神谷農園の社員として、若狭町の町民として、きっと頼りにされる存在になることでしょう。

岡村

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メンテの季節

稲作のサイクルにおいて、冬はお休みの季節。
機械はみんな倉庫の中で眠っています。
コンバインやトラクターなどの大がかりなメンテナンスはこの時期に行われます。

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研修生にも覚えてもらいます。

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コンバインは部品が細かくたくさんあって、しかもその一つ一つが稲の収量を決める大事なパーツ。
機械刈りは人力で刈るより圧倒的に早く刈れますが、その実いくらかの取りこぼしも発生しています。
取りこぼしは運転する人の技術にも左右されるけど😅機械の持っている実力を毎年発揮して貰うためには、メンテ超大事。
生えてる稲をしっかり刈って、綺麗に揃えてこぎ胴に送る。こぎ胴では籾だけをしっかりはたき落とし、最後はきっちりカッターでワラを細断して田んぼに還す。
どこかが欠けていたりうまく動いてなかったりすると、収穫したはずの籾がタンクに入っていきません😵

傷んだパーツを交換したり、機械がスムーズに動くように油を注したり。
できるところは自分でする。機械の構造もわかるし、愛着も湧きます☺

岡村

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